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鬼子(おにご)【新堂冬樹】
久しぶりに読みごたえのある本だった。

=あらすじ=
売れない恋愛小説家の素直な息子が、ある日突然、悪魔に豹変した。親を奴隷のように扱う息子。己の書く純愛小説の世界を現社会にも求める男には信じがたい、許しがたい現実。何よりもなぜ悪魔に豹変したのかわからないまま、男は決意する。
「悪魔を殺そう」
男が足を踏み出すたびに、階段の軋む陰気な音が夜気を震わせた。なんの迷いもなかった。良心の呵責のなかった。男が渇望しているのは「安息」ただそれだけだった。

『なぜ素直な息子が、獣のような悪魔になったのか』
その謎の答えを知りたくて、この本のページをめくり続けたといっても過言ではない。
その求めた答えは「ちょっと反則では?」って思ったが、
それを上回る計算されつくした複雑なプロットが絡み合い物語は二転三転し読む者を離さない。

そして最後のなんともいえない後味の悪さ。『正義は勝つ』そんな言葉はこの作者にはなさそうだ。

ドッシリとした重い本を読みたい人の期待を裏切らない作品だと思う。
ただ登場人物の描き方がちょっと特殊。人間の醜い部分をえぐりだすような感じ
それが鼻につくといえばつくが、はじめて読んだ新堂冬樹の本だったので
他の作品はどうなのか読みたくなり、図書館でいくつか予約。読むのが楽しみだ。
* 13:15 * comments(8) * trackbacks(1) *
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 この記事へのコメント
** さんどら * 2009/06/23 2:24 PM *
                                
新堂冬樹って、かなりいろんな本出してますよね〜
って、まだ読んだことないんですが、
この紹介記事見てるだけでもドキドキしてきちゃう〜☆☆
かずぴんさん、図書館よく利用してますね!
地元の図書館ていまいちで…涙
私は、いつも買ってしまうんですよ〜バカバカ
で、捨てちゃうし〜もったいない…
** おりえ * 2009/06/24 12:50 AM *
                                
 こっ、この作品読んでいます!!!!
 凄い作品ですよね。。。。読んでいてあまりのえぐさに「・・・・」となったのですが、それでも読むのを止めれませんでした。とにかく遠慮が無いというか、そこまで書くかというか。
 初・新堂さんがこの作品とは強烈ですわ。
 あくまでも個人的な意見ですが、この方の作品は出来不出来が激しいのと、作品世界が真逆なものも幾つかあってなかなか掴みどころの難しいお方です。
 お勧めは「銀行篭城」と「忘れ雪」です。とくに「忘れ雪」はラブストーリーで鬼子と同じ作者というのが信じられない位の内容です。
** かずぴん@管理人 * 2009/06/24 1:53 PM *
                                
★さんどらさん
うん、図書館の検索システムで『新堂冬樹』って検索したらすごい出てきた!
でも今まで知らなかったんだよね(笑)
私、本ってここ数年買ったことないです。買っても読んだ後こまってしまうのでもっぱら図書館。
図書館の本も新しいのが多いし(古い図書館だと借りるのもイヤなくらいボロボロな本があるよね)
何より携帯で図書館に予約ができ、届くと携帯にメールで連絡がくるのが楽ちんで
本屋で気になった本があるとその場で携帯で予約しちゃうんですヨ。
こう書くと図書館はいいことづくめの感じですが、今、話題の村上春樹の「1Q84」なんて
900人待ちです。いったい何年後に読めるんだーって感じ(^^;
話題の本はいつもこんなで、その時ばかりは買ったほうがいいかなーって思いますヨ。
** かずぴん@管理人 * 2009/06/24 1:58 PM *
                                
★おりえさん
うん、面白かったけれど、正直、読んで後味のいい本じゃないですよね(笑)
初がこれだとかなり強烈なのかぁ〜(^^;;
他のもいくつか予約たんですが、忘れ雪はまだ予約してなかった!さっそく予約してみますね。
** エイボン * 2009/06/24 9:58 PM *
                                
なんだか夏の読書にぴったりな本みたいですね〜(冷え〜)
図書館にはしょっちゅう行ってますが、文学的な本はほとんど読まないんです。
岸本葉子、群よう子などの日常の小さな事を笑える文にしたお気楽な本をよく読みます。
でも、今はふと手に取った「対岸の彼女」という角田光代さんの本をちびちびと読み進めております。
アラフォーのいろんな生き方をしている女性たちの現実的なお話なんですが、まだ途中です。
角田さんの本は初めて読んでますが、たくさんの賞を受賞しておられる作家みたいで、かずぴんさんもご存じかな?
この「対岸の彼女」も直木賞をとってるみたいで、結構面白いですよん(^^)
** ポッち * 2009/06/24 10:43 PM *
                                
新堂冬樹、読んだことないんですけど、面白そうな本ですね〜!
すごく興味を引かれます☆
私そういう本を読むとしばらくはずっと考えてしまうんですよ。
ものすごく悲しい背景のある、後味の悪いホラー映画とか観ても、内容について何日も考え込んでしまいます^^;
ところで「1Q84」900人待ちなんですね!
図書館でも予約待ちだろうなとは思っていたけど、まさかそんなとは…(@_@;)
ホント何年後に読めるんでしょうね☆
** かずぴん@管理人 * 2009/06/25 6:24 PM *
                                
★エイボンさん
エイボンさんは軽いタッチの本が好きなんですね(^^)
私はどちらかというと重い本が好きなので、岸本葉子さんや群よう子さんは読んだことないです。
たまには読んでみようかな?あぁ、でも「対岸の彼女」は読んだことあります。
直木賞だったんでしたっけ?話題になったころ、図書館で予約して読みました^^
うん、同世代の女性を題材にしていて、感情移入ができて面白かったデス。
** かずぴん@管理人 * 2009/06/25 6:29 PM *
                                
★ポッちさん
重い本を読むと考え込んでしまうポッちさんがこの『鬼子』読むと、後味が悪く
悶々と考え続けちゃうかもしれません。そういう意味ではオススメできないかも(^^;;
ええ、「1Q84」24冊図書館が買ったらしいんですが、900人待ちだって(;。;)
書店でも売れてしまって手に入らないくらいのベストセラーらしいので仕方ないかも。
村上春樹の他の作品を読むと独特の世界観があり、
ちょっと入り込めないので買うつもりはなく、何年でも待とうと思います(笑)
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