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赤い指【東野圭吾】
*** あらすじ ***
前原昭雄は、年老いた母の政恵と妻の八重子、そして長男の直巳との4人暮らしのどこにでもいる平凡なサラリーマン。しかしその家庭は彼にとって決して安らげる場所ではなく、昭雄はダラダラと居残り残業をしているところへ、八重子から電話が入る「早く帰って来て欲しい」。その声に、切迫したものを感じ、慌てて家に帰ると、リビングからは異臭が、そして庭に放置された黒いビニール袋からは白い足が・・・・

過保護に育てられた息子、直巳による幼女殺害事件。
親なら当たり前のように自首させると思うのだが、この夫婦は違う。いや、最初は昭雄は息子に自首させようとするが、妻のどうしようもない身勝手な母性愛に最後には流され、結局、死体を公園に遺棄してしまう。聞き込みにくる刑事。疑われる前原家。そのとき昭雄は悪魔的な考えに支配され、実行してしまう。それは年老いた母がボケていることを利用し、息子の罪を母の罪とし警察に告発するのである。

自分を産み育てた母親にたいして、こんなにむごいことができるものなのだろうか。
子供というものは、悪魔に魂を売ってでも守るべき存在なのだろうか。
物語を読むにつれ、犯罪を犯した張本人である息子直巳の「自分は悪くない、何かまずいことが起こったら親がなんとかしてくれる」みたいな言葉や態度に、腹立たしいというのを通り越して激しい嫌悪を感じ、また、そんな息子にあきれながらも、それでも守ろうとする夫婦に、やりきれなさを感じてしまった。

子供がいない私には、子を持つ親の気持ちは絶対に理解できないが、それでも、問いたい。


子供って そこまでしても守るべきものなのですか?


そして、この物語には最後にどんでん返しがある。
*** ここからはネタバレです ***
実はボケていると思っていた政恵は、実はボケたふりをしていた。つまり正常な精神状態で息子夫婦の、自分を犯人に仕立てる会話をきいていたのである。そして、息子にこれ以上罪を犯させないために、刑事にわざと真赤な指を見せる。(なぜ赤いのかは本を読んでください)
母はボケていなかった・・・息子にこれ以上、罪を背負わせないために、刑事にそれとなく自分はボケていないことを教え、警察へ連行されるその日、息子への愛を言葉でなく物で昭雄に見せ続け、良心に訴え続ける。そして、最後の踏み絵『杖についた名札』

最後の最後に、踏み絵を踏まずに、母の愛を悟った昭雄。
もちろん激しく動揺し嗚咽するが、母の受けた傷は二度と癒されることはないだろう。
それでも、母はやはり息子を許していくのだろうか・・・そこが知りたかった。
* 16:33 * comments(4) * trackbacks(0) *
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 この記事へのコメント
** ゆぅ * 2008/06/22 5:08 PM *
                                
深い内容ですね。。

確かに、私も子供が居ないからわかりませんが、
人の道に外れたら、それ相応の償いをするのが本人の責任。
そして、親がそこで出来ることといえば、
正しい道を示し、そこに子供がたどり着くまで見守ること。
それぐらいだと思います。
見捨てず、助言はしても甘やかさず、見守ること。
あくまで、償いをするのは本人。
少なくともハタチを過ぎていれば、人生は自己責任。
きちっと自分のやった事に責任を持つのも当然。

世の中、圧倒的多数の人間はこういう考えが常識なんだけど、
ごく少数のゆがんだ人たちがいるから、事件がなくならないんでしょうね。
** かずぴん@管理人 * 2008/06/23 12:54 AM *
                                
★ゆぅさん
つたない文章でこの本の内容がうまく伝わるか不安でしたが、
少なくともゆぅさんは私がこの本を読んで感じたことを理解していただいたようで嬉しかったデス

「子供を守る」という言葉が免罪符になると思っているのか、もしくは、過保護すぎるその行為が本当に子供を守ることになるのか、正しい判断ができない親が増えているのかもしれません。
「ペアレンツモンスター」という言葉も生まれるくらいです。

私はそんな親にはならない・・・と、子供のいない今は断言できます。
でもそれは、子供を産んだことがないからよって言われちゃうかな。
もし、自分の子供がいたら、たとえ理不尽だと思っても守ってやりたいと思うのかな。
こればかりは想像するしかないけど、
第三者から見て「おかしいよ、それ」と思われるような育て方だけはしたくないです。
** もも * 2008/06/23 9:06 PM *
                                
私もこの本は読んだよ〜!

私もかずぴんさんと同じく、ちょっとイラッとしながら
最初は読んどったよ。(笑)
私的に、親の愛ってのは子供の犯した罪まで丸かぶりするのって
本当の愛じゃなくて、それこそ世間体やら、自分を守るって事も
含まれてるような気がして、本物には思えんのよね。

だけど、おばあちゃんの愛は本物だと思えたし
ボケとらんかったんだっ!!ってのが最後にわかって
面白い内容の本だったよねぇ〜。
** かずぴん@管理人 * 2008/06/24 10:50 PM *
                                
★ももさん
親から子供への間違った母性愛って醜いよね。
そうだ、そうだ!ももさんがいうようにこの物語の親の『子供を守る』という行為には
「世間体やら、自分を守るって事も含まれてる」から、ムカついてたんだ、私も。
『子供を守るため』ということを免罪符にして、何でも許されると思っている母性愛。
私は鳥肌たつくらい、受け入れらないわぁ〜 ┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ〜
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