NHKのネット会員になっています。
HPに下記のイベントの参加者募集の記事が載ってました。(抽選です)
『NHKふれあいミーティング 検証 日本のがん医療 〜患者が安心できるために〜』
【日にち】 2012年7月8日(日)
【場 所】NHKみんなの広場
ふれあいホール (東京都渋谷区神南2−2−1)
【時 間】開場:午後0時30分
開演:午後1時 終演予定:午後3時(予定)
【出演予定】鳥越俊太郎(ジャーナリスト)、NHK記者ほか
【招待予定数】100組200名様
自分がガンになってから、テレビのタイトルに『がん』という文字をみると
NHKや民放の区別なく、可能な限り録画して主人と観てきました。
NHKでは、ずっとガンをいろんな角度から取材した内容を放送してくれていたので
今回、この応募記事を見たときに、開催日は休日だから
もし当選すればダンナと一緒に参加してみたいなって思い、抽選に応募したところ見事当選!!
司会は斉藤孝信アナウンサーだったのですが、彼曰く、今回の当選は4倍だったとか。
今回当たった人の中には群馬から参加している人も!!
アナウンサーが参加者に向けて
「ご自身がガン、もしくはご家族にガンの方がいるって方はどれくらいいらっしゃいますか?」
と、問いかけると、我が家を含めかなりの方が挙手。改めてガンになる人の多さを実感しました。
過去にNHKで流した取材の映像を流し、その取材をした記者の方から話を聴いたりして
今回知ったことは
(1)ガン治療には高額なお金がかかる。
(2)抗がん剤など飲み続けないと再発の可能性が増える。
(3)しかし、お金がない → 高額のガン治療が受けられない という人が4.4%
(4)
お金を払えない
↓
治療や薬をやめる
↓
ガンの再発のリスクアップ!!
↓
それは、命をあきらめること
(5)仕事がしたい!!
しかし就職活動をすると、ガン治療中だとわかると不採用になってしまう。
一番、ずっしりときたのは(4)です。
がん患者にとって、抗がん剤治療をやめること = 再発のリスク増大 = 命の放棄
たしかに『高額療養費制度』があり、ある一定額以上は払わずに治療を受けることができる。
しかし、それでも月々の負担は大きい。
映像の中では昼の仕事を終えた後、夜勤の仕事をしている女の人も登場してた。
抗がん剤治療の副作用もあり体調もよくない日もあるだろうし、
それでも、健康な人ですらつらいと思える働き方を、
自分の命を長らえるために、守るために、まさに命を削りながら働いているなんて・・・・
それって、おかしい。
本来、じっくり治療に専念しなければならない人が、その治療のお金を捻出するために
体に無理をしながら仕事をし続けないといけないなんて、本末転倒ではなかろうか。
どうしてこういう社会になってしまっているのか。
ガンという病気だけじゃないと思うけど、
当事者のつらさとか痛みとか大変さっていうのは、本人でないとわからないのかな。
大変さを想像することはできても、本当の辛さはわからないんだと思う。
ガン治療を経験した人だけが政治家になれるって世の中だったら少しは改善されるのだろうか。
別に人様をせめているわけではない。だって私自身、今までそうだったから。
ガンというのは大変でお金もかかるということを知ってはいた。
母もガン治療をしていた。
だけど・・・一緒に生活していないこともあり、正直、あまり大変さはわからなかった。
ところが現実に自分がガンになる。
そこで初めて2年半前にガンで亡くなった母のことを思い返す。
母の最初のガン(甲状腺がん)が見つかり手術をしたころは心配したけれど
術後5年を過ぎても転移もなく一安心してしまって、もう元気な母になったと思ってしまった。
だけど、ガン患者の当事者であった母はきっと違う。
いつ再発してしまうのか・・・そんな不安を抱えながら毎日を過ごし、数年後、転移。
手術できないからと、放射線治療やアイソトープ治療を続け、結局13年後に亡くなった。
抗がん剤治療もきっと母はつらかったし、苦しかったと思う。
奈落の底へ落ちていくような不安を感じた夜もあったと思う。
だけど、母はそんな姿を少なくとも娘である私には見せないで逝ってしまった。
母は強い人なんだと思っていた。
違う・・・そんなハズはない。
自分の死がどんどん近づいていることに、怖さを感じない人がいるわけがない。
私が鈍感なだけだ。
当事者でなかったから、ガン患者である母の気持ちがみえなかった。
そんな簡単なことがわかったのは、自分がガンになったから。
ガンの治療の辛さ、いつか転移するのかという不安。
いつまでも生きられる(少なくともあと25年くらいは・・・)と思っていたけど
5年だって危ういかもしれない事実。
自分の身になって初めてわかるガン患者の不安。
実の母の気持ちだって推し量れなかったんだもん。
他人にガン患者の気持ちを理解してほしいと思う方が図々しいなって思う。
母さんへ。
亡くなって早2年半だけど、ちょうど1年たった2011年の初めに私もガンになっちゃったよ。
その経験をして、私、初めて母さんの辛さや悲しみがやっとわかったんだ。 ごめんね。
私のガンがあと1年早く見つかって、母さんが生きているときだったら
ガン治療している母さんの気持ちを自分のことのようにちゃんとわかってあげられたと思うし
もっともっと寄り添うことできたと思う。
それか、母さんがあと1年でも2年でも長生きしてくれたら
ガン患者同士、女同士、いろんな話ができたかもしれないね。本当にそう思うよ。
来週13日〜16日はお盆。母さん、お仏壇の前でいっぱい話をしよう!
なんか、ダラダラ長い記事になり何を言いたいのかわからない記事になってしまいましたが
今、思っていることを残します。
まだ書き足りないので、翌日の記事にも続きを・・・(^^)
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