ゴルフスクールの先生から頂いた
ユズの香りから思い出したお話のことを記事にしましたが
ネットで検索したら、その題名がわかったので図書館から借りてきました。
【車のいろはそらのいろ 白いぼうし 作:あまんきみこ】
記憶の中では何度もよみがえっていた話だけど、実際に読むのは30年以上ぶり!!
うわぁ〜。ドキドキします、とっても。
『これは、レモンのにおいですか』
ほりばたでのせたお客のしんしが、はなしかけました。
『いいえ、夏みかんですよ。』
ああ、そんなフレーズから始まってたんですねぇ。
しかし、
記憶というのは曖昧なんだなーと痛感。
私が覚えていたお話は、タクシーの運転手さんの母親が送ってきた夏ミカンが
あまりにいいにおいだったので、それを積んでタクシーを運転してて
そこに乗り込んできたお客さんと夏ミカンの会話をし、最後にそのお客さんに渡す・・
だったんですが、
実際は、運転手の松井さんの母親が”速達”で送ってきたもぎたての夏ミカン、
あまりにいいかおりで、「私にまでかおりを届けたかったのでしょう」と
タクシーに一番大きな夏ミカンを乗せて走っています。(ここまではあってる)
そして男の乗客を乗せて、においから夏ミカンの話をします。(ここもあってます)
そして紳士は目的地で降りて行って・・・・
あれ?夏ミカンは渡さないの?!じゃぁ、誰にあの夏ミカンを渡すの?!
話には続きがあり、夏ミカンの部分だけを抜粋すると、
紳士を降ろした後、道の真ん中に帽子が置いてあるのに気がついた松井さんが
思わずそれを持ち上げたら、中にいたモンシロチョウが逃げてしまいます。
帽子には男の子の名前。きっと捕まえて帽子をかぶせてあったとだろうと
申し訳ないと思った松井さんは、帽子の中にあの夏ミカンを入れていきます。
って、話でした。
30年も経つと記憶ってその人にとって印象的な部分しか覚えていないってことですね。
それにしてもこの児童書。
私が気になっていた『白いぼうし』以外にも8本の短編が収録されていたんで
ふりがなとひらがなのオンパレードで読みにくい部分もありましたが全部読んでみました。
児童書だからとななめ読みしようと思ってた部分もあったんだけど、
いやいや、子供向けだからといって、捨てたもんじゃありません。感動しちゃいました。
もちろんメルヘンも入ってますが、それは子供だましって感じはなくて
ちゃんと考えて書いてあるのがよくわかり、大人になった私の心にも届きます。
子供が読むんだから、そんな丁寧に書かなくてもいいのでは?って思う部分もあり
(たとえば「エンジンをかけてハンドルをにぎるとバックして広い道にでました」
なんて、「エンジンをかけて、広い道にでました」でいいと思うわけです)
でもそういう描写が細かいところが、子供をバカにしていないというか
ちゃんと「一読者」として見てるんだなーと感じ、好感が持てました。
たまには児童書をオトナが読むのもいいものですね。
子供時代とは違った読み方ができるのも、とても新鮮です
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